3人のアトリエ展

去年も展示をさせて頂いた「REIJINSHA GALLERY」での展示のお知らせです。
今回は「3人のアトリエ」と題して作品展示と公開制作もすることになりました。
作品は新しく紙の作品8点と、油絵の作品5点を展示しています。
公開制作では7月29日の初日と最終日の8月8日の最終日に在廊している予定ですので、
お近くに寄られた際にお越し頂ければ幸いです。

以下詳細




■会期:2015年7 月29 日(水)−8月8日(土)

■初日の7月29日(水)は、15:00の開廊と同時に3人の作家による公開制作、18:00 〜19:30 には出展者を囲んだオープニングレセプションを催します。

■開催時間:11:00〜19:00
(初日は15:00から、最終日は17:00まで)

■休廊日:日曜日・月曜日

■場所
REIJINSHA GALLERY
104-0061
東京都中央区銀座6-7-2-B1
東京メトロ銀座駅B3 出口より新橋側(南)に徒歩1分。みゆき通り角の宝石店「ミワ」B1、階段はビルの左側にあります。
TEL:03-6215-6022

■出展者
川邊 りえ / 傍嶋 崇 / 藤田 チャコス

■協力
株式会社クサカベ
株式会社ターレンスジャパン
ホルベイン画材株式会社
ホルベイン工業株式会社
松田油絵具株式会社

■企画趣意
「ベルニサージュ」とは展覧会のオープニングパーティーのことであったり、内覧会のことであったり、現在は数種の意味で使われます。元来は「絵画の公開直前ギリギリに、画家が展覧会の会場で仕上げのニスを塗る」という情景を表す意味だったフランス語。これは17世紀からパリで開催されている公募展「ル・サロン」が発祥の言葉だそうです。

当ギャラリーで開催したある企画グループ展の開催前日、搬入に来た若い出展者が自分の絵を吊る前に、夜遅くまで仕上げをしていました。まさにベルニサージュ。その姿を見ていて「ここがアトリエだったら面白いな」という思いが生まれ、それがこの展覧会のきっかけになったのです。

「ギャラリーは展示スペース」。そんな概念から今回は一歩踏み出してみました。来場者が作品の制作過程を間近で見ることができたら、どんな絵具や技法を使っているのかを知ることができたら…アーティストの制作現場に立ち会うことは、その作品をより深く理解できるような気がします。

川邊りえ、傍嶋崇、藤田チャコス。それぞれ個性が強く画風はまったく違いますが、今後の活動をたいへん注目している魅力的な3人です。当ギャラリーで出展してもらったこともあるのですが、実は私は彼らのアトリエを訪れたことがありません。つまり私自身が制作現場を見てみたかったのです。

彼らが在廊して制作できる日は限られていますが、そこに遭遇したらぜひじっくり制作過程をご覧になってください。もちろん既に仕上がっている近作も多数展示しており、3人の各コメントや制作風景はギャラリー内モニターで、ビデオ映像でも視聴していただく予定です。

REIJINSHA GALLERY
野口 和男